すり鉢とすりこ木

『つぶやき陰陽 その15』

むかしむかし高天原に住むイザナギノミコトとイザナミノミコは、
天の浮橋の上から、どろどろとした海原に天の沼矛を降ろしてゆっくりと
かき回しました。

「こをろ こをろ」

矛を引き上げると、その先から海水がしたたり落ち、塩が固まって島ができました。
これがオノゴロシマです。

その後、この二柱の神様は次々と島を生んでいくことになります。


私のミギテノミコトとヒダリテノミコトは、
テーブルの上ですり鉢の中にすりこ木を降ろしてゆっくりとかき回しました。

「こをろ こをろ」

すりこ木を引き上げると、塩と胡麻の油が混ざりあって
美味しいごま塩が出来上がりました。

その後、私の右手と左手は胡麻豆腐を・・・

青菜の胡麻和えを…

お豆腐で…

すり鉢とすりこ木って便利だなぁ。


Posted by kodamaso : 2006.11.26 12:06

恐怖と自分

『つぶやき陰陽 その14』 

今日は「つぶやき引用」

地球の母胎は大きい。
子供が二人いるとき、一方が笑うと他の方も笑う。
一方が泣き出すと他方も泣き出す。
一方が手を振り上げると、他方も手を振り上げる。

まるでお互いが鏡に映る顔である。

ある人から恐怖を感じるのは、その人が自分に暴力を
加えんとする心を、推測するからである。

推測することが出来るということは、自分もそんな心を
もっているという事実の最も大きな証明である。

恐怖は自分にひそむ暴力の自供であり、自証である。

恐ろしい邪心をもたないものは、暗殺者、毒を盛る人を
みても恐怖は感じない。

          『天国の鍵』 桜沢如一著(日本CI協会刊)

陰と陽は元々一つ。
陰は陽の鏡であり、陽は陰の鏡…。

ン~ん、なんてスピリチュアルな教えなんだ。

Posted by kodamaso : 2006.11.18 09:37

そばとおばちゃん

『つぶやき陰陽 その13』

穀物の中でとりわけ陽性なのが「そば」。

荒れた土地でも、寒い環境でも力強く育つし、蛋白質も豊富だ。

そんなそばを毎日食べていると思しきそば屋のおばちゃんも極めて
陽性だ。

例外なくちゃきちゃきでせっかち、時にはプンプンしてる。

そして、そんなそば屋のおばちゃんのレジは面白い・・・。

「はい、モリそばで500円ね」とレジに500円と打ち込む。
千円札を渡す。迷わず現計を押す。
「はいお釣り500円ね」

またあるそば屋では
「モリそばとざるで1200円ね」とレジに1200円と打ち込む。
一万円札を渡す。迷わず現計を押す。
「えーと、1200円で1万円だから8700円のお釣ね」

またあるそば屋では
「天ぷらそばが1500円でモリそばが2つだから…」と
手元の電卓で計算する。
「合計2700円ね」とレジに2700円と打ち込む。
5千円札渡す。迷わず現計を押す。
また手元の電卓で計算する。「はいお釣り1300円ね」

そしてほぼ間違いなく、初めからレジがあいている。
もちろんレシートはくれない…。

「おーいおばちゃん、それレジじゃなくて普通の箱とおんなじじゃん!
しかも蓋のない箱だよそれ!」

と心の中で突っ込むも、おばあちゃんはそんな細かいこと気にしないし、
別に心配もしてない。そしてもうレジ前から消えている…。

そば屋のおばちゃんは果てしなく陽性だ。

そしてそんなそば屋が大好きだ。


Posted by kodamaso : 2006.11.16 10:15

ナスの黒焼きと大根ヒバ湯

『つぶやき陰陽 その12』

血液が酸化していると口内で空気と触れるだけで、バイキン君が血液を
浄化しようと活躍し始める。これが一般にいう腐敗というムシ歯現象だ。

空気だけでなく、お砂糖やお肉といったもので口内が酸化状態だとなおさらだ・・・。

だからマクロビオティックの食事を心がけて、日々血液をアルカリ状態にすることが
歯を長持ちさせるのに大切なことかもしれない。

しかし、血液は酸化しやすい。

これは食べ物だけでなく、緊張やストレスといった感情によっても簡単に酸化して
しまう。

マクロビアンも結構虫歯には弱い…。

そんな時強い味方が「ナスの黒焼き」だ。

平安時代からハミガキ粉として使われた古式ゆかしい代物。

アルカリ性のナスのヘタの極陰部分を黒焼きにして陽性化、尚且つ
アルカリ性で陽性な自然塩と混ぜたスーパーなマクロビグッツ。

ただこれ家族や女性に不評なのさ。

歯ブラシはいつも真っ黒、洗面台も真っ黒、たまに白いTシャツに黒い斑点…。

限りなくエレガントさにかける。

同じく女性の味方であるはずの大根ヒバ湯。

これも、膣内をアルカリ性にして体を温める陽性なマクロビ座浴グッツ。

しかし、これも香、名前ともども限りなくエレガントさにかける…。

現代の女性はとても陽性!

だから、同じアルカリ性でも陰性なアロマテラピーが流行るのは道理かもしれない。

ナスの黒焼きがペパーミントやクローブに、大根ヒバ湯がローズやティートリーに。

ン~なんたってエレガントだ♪

Posted by kodamaso : 2006.11.14 10:39

大森英櫻と久司道夫

『つぶやき陰陽 その11』

マクロビオティックは桜沢如一によって創始され、
二人の偉大な後継者に引き継がれた。

大森英櫻(1919~2005)と久司道夫(1926~ )…

今日は二人の様式を陰陽で分析。

【知名度】
英櫻…ごく一部の人たちに知られている <陽>
道夫…世界に名が広がっている <陰>

【スタイル】
英櫻・・・経験派 <陽>
道夫・・・理論派 <陰>

【伝播】
英櫻…直接会うしかない <陽>
道夫…メディアを通して会える <陰>

【指導】
英櫻…個人指導 <陽>
道夫…体系を多くの人に伝える <陰>

【食事の塩梅】
英櫻…塩気が濃い <陽>
道夫…塩気が薄い <陰>

【行動範囲】
英櫻…伊豆周辺 <陽>
道夫…世界中  <陰>

【実体】
英櫻…知ってる人は良く知っている <陽>
道夫…知っている人は多いが良く知らない <陰>

【お互いを】
英櫻…めちゃめちゃ意識している <陽>
道夫…意識していないフリをする <陰>

見事に対応する陰陽の関係、二人は実はソウルメイトなんだな。


Posted by kodamaso : 2006.10.28 11:06

やめる事と必要なくなる事

『つぶやき陰陽 その10』

「お砂糖をやめること」と「お砂糖が必要なくなること」とは似て非なるもの。

前者は「お砂糖は体に悪いからやめました」
後者は「昔の私にはお砂糖が必要だったけど、今の私にはもう必要ありません」

という心理が裏に隠れている…。

前者の視線は「お砂糖の悪さ」に向っている。
後者の視線「以前の私と現在の私」に向っている。

前者は「君、お砂糖は体に悪いからやめなさい」と他の人にも同じ価値を求めていく。
後者は「あの人は、まだお砂糖が必要な状態なんだ」という観察があるのみ・・・。

どちらがマクロビオティック的かというと、実はどちらもマクロビオティック的なんだ
そうです。

ただ前者は初級マクロビオティクで後者は上級マクロビオティックということらしい…。

お砂糖が「善」か「悪」かを考えるのは入門生としての初級問題。
そしてお砂糖が「陰」か「陽」かを考えるのは中級問題。
最後に、「陰」であるお砂糖を引き付けている自分が「陰」か「陽」かを考えるのが
上級問題。

マクロビオティックは色んな段階があるから面白い!

Posted by kodamaso : 2006.10.18 14:19

如一と自由

『つぶやき陰陽 その9』 

たまには趣向を変えて、『つぶやき引用』

「自由とは」 桜沢 如一

自由とは
無辺大の人生を
無辺大に生きることである。
そこには何の囲いもない
制約する何物もない
欲するままに生きればいい

人間の本来の相を知ったものには
拘束される何物もない
何故なら
宇宙を生きているから
宇宙のこころをこころとしているから

そこには無尽蔵の知恵があり
そこには無辺大の加護がある
人間の作ったルール、法律
そんなものは関係ない
そんなものにさえぎられる様な
何物も無い
宇宙をいきるもの
神ながらの道とでもいうか
そこに初めての人間の自由がある。

               「桜沢如一資料集」 (日本CI協会)より

か、かっこいぃ…。

Posted by kodamaso : 2006.09.30 09:40

ショウガシップトサトイモパスター

『つぶやき陰陽 その8』

マクロビオティックの世界に入ると、なにやら奇妙な呪文に出くわす。

「ショウガシップトサトイモパスター」

よくよく知るようになれば、ショウガシップは生姜湿布のことで、熱い生姜湯で
湿布し、局部的に全身の血液を集め自然治癒を高める手当てだとわかる。

サトイモパスターは、摩り下ろした里芋を小麦粉などで固め、患部に当てて
血液中の汚れを吸い取るらしい…。

この二つの手当てはマクロビのがん治療などでは必ず、セットとして使われる。

つまり「生姜シップと里芋パスター」

でもコレ、その効果絶大なること知っていてもなかなか出来ない…。

てゆうかほとんどやらない…。

正直いうと「サトイモパスター」やったことない…。

ということで、コレ呪文として使うことにしました。

「ショウガシップトサトイモパスター ショウガシップトサトイモパスター 
ショウガシップトサトイモパスター」と3回唱え

「私の痛みは取り除かれました!」と言ってみる。

もしかして本当に治っちゃたりして。


Posted by kodamaso : 2006.09.24 12:01

マクロビオティックと語源

『つぶやき陰陽 その7』

「Macrobiotique」の意味は、一般には「Macro」(大きな、長い)「bio」(生命)
「tique」(術)の造語で「長い生命の術」という意味で「長寿法」などと訳されています。

ところで何で「tique」というフランス語かと言うと、単に桜沢如一さんがフランス好き
だったからです。
彼はマクロビオティックを世界に広める為、単身フランスに渡りました。なぜフランス
かと言うと、それも単にトレビアンな国フランスに行くのが夢だったからです。

そんなんでいいの?

いいんです。それこそ桜沢如一なんです。

さてこのマクロビオティックの語源は、西洋医学の父と呼ばれ古代ギリシャで
活躍したヒポクラテスが「自然の秩序と調和のとれた生活をすることによって、
健康と平和な心が保たれる」という彼の医の根本哲学を「マクロビオス」と
表現した語から来ていると言われます。

桜沢先生は明治以来の石塚左玄の「食養」や「正食」に代わる言葉として、
世界に通用する名を求めて「マクロビオティック」という言葉をつくったのではないで
しょうか。

そして、同時に「食養」や「正食」では納まりきらない宇宙観を表現できる言葉として
という思いもあったでしょう。

でも、本当は単に「カッコいいじゃん!」というのが一番だった可能性もあります。

たぶんロックバンドのバンド名を考えるのと同じ感覚だったのでしょう。

だってジョージ・オーサワだもん…。


Posted by kodamaso : 2006.09.18 05:49

凸と凹

『つぶやき陰陽 その6』

例えば小さい子に凸と凹のブロック与える。

ちょっとすると、パックリはめ込んで口(四角)にしたブロックを持ってきて

「ねぇ、パパ見てぇ~!」

これを無双原理12の定理(四)
「陽は陰を、陰は陽を相牽引(けんいん)す」というらしい。

今度は、凹と凹のブロックを与える。

ちょっとすると、小さい子はあきらめてほったらかしにする。

これを無双原理12の定理(十)
「同名の性は相排斥す・・・」というらしい。

今度は、そこに凸のブロックを一つ加える。

ちょっとすると、ほったらかしにした一つの凹と結んで

「ねぇ、神様見てぇ~!」

これを無双原理12の定理(一)
「宇宙は陰陽の秩序をもって展開す」というらしい。

Posted by kodamaso : 2006.09.13 08:08

腎臓と小豆

『つぶやき陰陽 その5』

kabotya1.jpg kabotya2.jpg

つぶやき陰陽 5話にして初めての写真掲載。
あまりつぶやいてばっかりいてもなんなんで「小豆かぼちゃ」作ってみました。

マクロビオティックを知らない人にまず何をすすめるかって?

もちろん美味しく炊いた玄米もありんすけど、やはり甘い小豆かぼちゃ…。

何にも言わずにこれ食べて!「甘い美味しい」とムシャムシャ食べてるところで、

「それ砂糖入ってないんです」「しかも浮腫みをとってくれるんです」
さらに「糖尿病の特効薬です」

さぁあなたはもうみんなの心をわしづかみ…

「小豆は腎臓に似てるでしょう」「ネギのヒゲ根を入れるとなお魔法がかかるんです」

みんな甘さに心を緩めているので、何だかよくわからない解説もウンウン納得。

これぞマクロビ的人心掌握術。

夏も終わりの季節、とりすぎた水分も美味しくなりつつあるかぼちゃと小豆で
自分掌握術。

一挙両得でありんすねぇ~。


Posted by kodamaso : 2006.09.10 08:45

みそ汁とカレー

『つぶやき陰陽 その4』

インド料理研究家のミラ・メータさんは、カレーは日本でいうみそ汁みたいな
ものと言っています。

インドのカレーは、主食に対する汁物。季節の野菜を使って簡単にスパイスで
味付けします。

季節の野菜とスパイスが日々の体を整える。まさに日本のみそ汁と役割が
同じです。

みそ汁とカレー。

全く外見が違うように見えますし陰陽で比べてしまえば、みそ汁は陽、カレーは陰
となります。

でも、みそ汁とカレーを比較してもあまり意味がありません。

なぜならみそ汁は日本の環境「陰」に対して体を温める「陽」であり、
カレーはインドの環境「陽」に対して体を冷やす「陰」だからでしょう。

外見・陰陽が全く違うのに、そこに流れる見えない同質の意味をみる。
これがマクロビオティック的なものの見方なのでしょうか。

とりあえず、外見で人を比べることはなくなりそうです。


Posted by kodamaso : 2006.09. 2 10:06

玄米と江戸前寿司

『つぶやき陰陽 その3』

玄米の江戸前寿司を想像してみると、ん~こいつぁ食えねぇ。

マクロビオティックにおいて、玄米は完全食品。栄養のバランスがとても
とれています。だからネタなんて重いものは背負う必要なし。

一方白米は様々な栄養素が取り除かれているので、その分ほかの栄養素を
背負うことができる。

だから個性豊かな江戸前寿司ができるのです。

玄米を神様、白米を人間に例えると・・・

完璧な神様玄米に対して、
不完全な人間白米は完璧に近づこうと一生懸命色んな衣装をまとっているようです。

もちろん完璧な玄米も大好き。

でも、それに近づこうと色んな経験をつんでいる君たちも大好きさ。


Posted by kodamaso : 2006.08.31 20:06

食養とマクロビオティック

『つぶやき陰陽 その2』

常々思うのですが、『マクロビィオティック』が『食養(しょくよう)』だったら、
どんなにかわかりやすいでしょう。

マクロビオティックのルーツは明治時代に活躍した軍医、石塚左玄 (さげん)さん
【1851~1909】が提唱した食養理論にあります。
そう、この頃は単純明快、「食で病気を治す」という意味での「食養」でした。

ところが昭和に入って、桜沢如一(ユキカズ)さん【1893~1966】という方が
食養界に君臨した時代から「食養」はいつの間にか「マクロビオティック」になって
しまいました。

いきなり、「食べて病気を治す」から宇宙の秩序、無双原理、易、陰陽、無限やら
有限やら自由やら…。

広げる広げる(笑)

これ、桜沢さんの趣味としか言いようがありません。

お陰で誰も理解できないような「マクロビオティック」という摩訶不思議な世界観を
つくってしまった。

だから「マクロビオティク」が「食養」だったら、どんなにわかりやすかっただろう。

でも、多分どんなにかつまんなかっただろう…


Posted by kodamaso : 2006.08.30 20:20

サーファーと陰陽図

『つぶやき陰陽 その1』

電車に乗っているとよく、サーファーブランドのTシャツに陰陽のマークを
見ることがあります。
サーファーと陰陽かぁ。いいシンボルだなぁといつも思います。

マクロビオティックをサーフィンに例えると面白い。

寄せては返す波に逆らって進もうとする人は、多分陽性方の人。
波に力なく流され続ける人は陰性な人。

波に逆らいもせず、流されもせず、ただ乗る人…。
これがマクロビオティックにおける中庸な人。

中庸とはある一点の場所ではなく、バランス感覚をいうのでしょうね。

サーフィンを極めた人はまさにマクロビオティックを知っている。
だから陰陽図なんでしょうね。

Posted by kodamaso : 2006.08.29 11:12